|
固形腫の大量療法は、血液疾患と違い骨髄破壊を目的としているわけではありません。しかし、高い抗腫瘍効果を狙って大量の抗がん剤を投与するため、必然的に骨髄破壊を伴います。
そのため事前に準備しておいた幹細胞を移植して骨髄回復を図ります。
このとき免疫能力もダメージを受け、それまでに獲得して来た免疫が残っているか、
無くなっているかは治療後一年くらい経ったら血液中の抗体価を計って調べます。
・水痘(みずぼうそう)
・風疹
・麻疹(はしか)
・ムンプス(おたふくかぜ)
抗体がなくなっていた場合は、予防接種の追加投与が必要になるというわけです。
|
じろくんは発病年齢が6歳でしたのでその年齢までの全ての予防接種は完了していました。発病前に抗体価を計った事は無いですが、、たぶん人並みに免疫はついていたはずです。通常の化学療法ですでに消えていたのか、大量療法で消えたのかは不明ですが・・。たぶん大量療法で消えたんでしょうね。
もう一度全て打ち直しというのは、かわいそうですが病気がコントロールできているからこそ、こういう問題が出てくるのです。仕方ありません。一ヶ月に一回ずつうっていけば・・、そのうち終わってしまうでしょう。
予防接種をうつ為の条件
・治療終了後一年以上。
・CD4陽性のリンパ球が500個以上
・IgGが500以上
さらに生ワクチンは
・グロブリン最終投与から3ヶ月以上経過後
じろくんの検査結果(2005.10.26)
CD4が600個ぐらい
IgG(施設基準値は680〜1620)は493
この値ですと打つことには問題が無いようですが、うって抗体がつくかどうか微妙なレベルのようです。
まぁ、のんびりとやって行きましょう。
|
| 追記
2006.1.26 IgG 676
今回の結果で上にあげた全ての条件が整ったので、不活化ワクチンである三種混合〔DTP〕から追加接種を開始する事になりました。その後、生ワクチン(麻疹、水痘、など)順次進めていく予定です。
この条件でも追加接種で抗体が得られる確立は半分だと思ってください、という主治医のコメントがありました。
|
|
|
追記 2
|
追加接種の記録 |
|
|
|
三種混合1回 |
2006.2.4 |
|
三種混合2回 |
3.4 |
|
水痘 |
3.18 |
|
おたふくかぜ |
4.22 |
|
麻疹・風疹 |
7.1 |
|
以上はあくまでも〔じろくんの場合〕です。
現在の病状や免疫回復の程度はそれぞれ違いますから、主治医の先生とよく相談して予防接種追加スケジュールをたてられることをお勧めします。
|
| 追記 3
2006.8.24 MRI入院時の採血で抗体価を測定。
結果は、水痘・麻疹・風疹・おたふくかぜ、全て感度以下。
再接種の条件を満たしていても免疫がつきにくい子が50%くらいいると
いわれていましたが、その半分に入ってしまっているようです。
再度免疫を獲得するために「再々接種」は必要ですが、あまり急いで打っても、
またつかなくては意味が無いので、しばらく時間を開けることにしました。
感染防止に努めなければいけないので、学校で上記のような伝染性感染疾患の
子が出たら、連絡をしていただくように先生にお願いしておきました。
|